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日本建築の擬
ガデン出版
『Holz Bau』(2020)、『ex-dreams』(2023)に続く、ガデン出版の『bau kunst』シリーズの第3作。福島加津也+冨永祥子建築設計事務所は、ガデン出版を主宰してドイツとアメリカを旅した後に、いよいよ日本建築をリサーチします。主な対象は、これまでの近代建築から大きく変わって数百年前の建築です。
このリサーチは、中世以降の日本建築の構造と空間が調和しているように見えながら、実はそのように見せているのではないか、という類推から始まりました。異なる性質が重なり合う「擬(なぞら)える」関係は、「日本建築の擬」としてこの本の主題になりました。
第一章で日本建築について書かれていた海外の文章を再録し、第二章でリサーチした事例の紹介、第三章でいくつかの論考がまとめられています。主な写真は福島加津也、漫画は冨永祥子、アクソメなどの図版とテキストは山本瑠以が担当しています。論考の中の対談では、建築史家の光井渉、建築家の難波和彦、構造家の多田脩二に登壇しています。英訳は佐脇礼二郎、日英併記で空間を伝える紙面のデザインは西村祐一によるもの。
内容が多様で複雑なため、語り口はどうしても類推的になり、個人的な記憶と社会的な記録の間にたどり着きました。本書は、歴史の正しい答えを求める実証論ではなく、歴史をどのように引き継ぐのかという実践論となります。
ページ: 288
サイズ: 188 x 297 mm
フォーマット: ハードカバー
言語: 日本語、英語
刊行年: 2025
出版: ガデン出版
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