Asia Issue 01
アジアをテーマにした年刊誌『Asia』の創刊号。アジアという広大で多様な大地を舞台に、そこに生きる人々の視点と、旅人や移住者の視点を交差させながら、アジアのイメージを多層的に映し出します。
創刊号である本号は、世界各地で活躍する10名の写真家が参加。マーティン・パー(Martin Parr)は30年以上にわたるインド滞在を通して、日常と祝祭が入り混じる風景をユーモラスに捉え、イ・ジョンジン(Jungjin Lee)は韓国・済州島の自然を墨のようなトーンで表現。ファラ・アル・カシミ(Farah Al Qasimi)はドバイの巨大ショッピングモール「Dragon Mart」を舞台に、グローバリゼーションと消費社会を軽やかに描いています。
アレック・ソス(Alec Soth)は北海道を舞台に、言語がうまく通じぬ女性との7日間の旅を記録した未発表作品を32ページにわたり再構成。ナイジェル・シャフラン(Nigel Shafran)は香港と深圳の何気ない日常を淡々と写し出し、シャオペン・ユアン(Xiaopeng Yuan)はアジア社会における男性像を再演させるユーモラスな演出で現代性を問いかけます。
さらに、バングラデシュのサーカー・プロティック(Sarker Protick)は、発展と痛みのはざまで変化するベンガル地方を長期的に記録し、パリを拠点とするリュウ・イカ(Ryu Ika)は内モンゴルを舞台に、母と子の記憶をめぐる幻想的な映像を重ねています。
トルコのエジェ・ギョカルプ(Ece Gökalp)は、採掘によって変容するラトモス山地をリサーチし、忘れられた自然と文明の関係を問います。写真家の河野幸人は自身の書店兼ギャラリー「IACK」の日常を撮影し、本号のラストを飾ります。
本誌は、編集長/発行人が上岡巧、アートディレクションとデザインをリ・モハン(Menghan Li)が担当し、年に一度パリにて刊行されます。
ページ: 280
サイズ: 200 x 270 mm
フォーマット: ソフトカバー
言語: 英語
刊行年: 2025
出版: Asia Publication
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