Album Architectures, Maputo

都市の建築風景を通して現代の文化的遺産を考察する『アルバム・アーキテクチャーズ（Album Architectures）』シリーズ。本書では、モザンビークのマプトのモダニズム建築と都市変容を取り上げています。ジョヴァンナ・シルヴァ（Giovanna Silva）による写真が、植民地独立後の都市の変化する風景や社会構造を捉え、街路や公共空間、都市の適応の変化を探る視点を提供します。アナ・トストエス（Ana Tostões）とアナ・ラケル・マチャヴァ（Ana Raquel Machava）のインタビューでは、マプトの建築遺産と直面する課題についての洞察を提供し、建築家のマッテオ・ポリ（Matteo Poli）とルカ・アストッリ（Luca Astorri）は、都市の将来や持続的な遺産について議論し、レジリエンス（回復力）とアイデンティティを検証しています。

ジョヴァンナ・シルヴァ（1980年ミラノ生まれ）はイタリアの写真家であり、「Mousse」や「Hatje Cantz」、「Nero」などから彼女の写真集が出版されています。作品は、第10回・第14回ヴェネツィア建築ビエンナーレ、ローマの「MACRO」、美術財団「Fondazione Bevilacqua La Masa」（ヴェネツィア）、ミラノ・トリエンナーレ、ローマのアメリカン・アカデミー、「FRAC Orléans」、「c/o Berlin」、2019年ラバト・ビエンナーレ、ニューヨークのイタリア文化会館などで展示されています。「Humboldt Books」の創設者で編集長、『San Rocco』マガジンの共同創設者でもあります。現在は「NABA ミラノ」で写真を教え、ヴェネツィア建築大学の写真修士課程、「ISIAウルビーノ」でも写真教育に従事しています。

ルカ・アストッリとマッテオ・ポリはイタリアの建築家であり、ミラノを拠点とする建築事務所「AOUMM」の共同創設者です。

『アルバム・アーキテクチャーズ（Album Architectures）』は、絶え間なく変化する都市において、必ずしも特定されず、しばしば目に見えない、豊かで特異な建築的景観を通して、現代遺産という概念の定義について考察を始めることを目的としています。

ページ: 128
サイズ: 240 x 320 mm
フォーマット: ソフトカバー
言語: 英語、フランス語
刊行年: 2025
出版: Caryatide