Leporello N° 04 by Ryan Gander
Leporello N° 04 by Ryan Gander
Leporello N° 04 by Ryan Gander
Leporello N° 04 by Ryan Gander
Leporello N° 04 by Ryan Gander

Leporello N° 04 by Ryan Gander

LL’Editions
¥3,850(税込)

スウェーデンの出版社「ll'Editions」によるアコーディオン形式のアーティストブックシリーズ「The Leporello Series」の第4段。各巻は、250部限定のシリアルナンバー入りで、特注のボックスに作品が収められています。作品は立て置くことで飾ることができ、ボックスに収納した状態で本棚に収めることもできます。

第4段は、イギリス人アーティスト、ライアン・ガンダー(Ryan Gander)の作品。2020年の作品「Staccato Refractions」の一部として展示された彼のデジタルワードコンポジションの抜粋となっています。コンクリート・ポエトリー(言葉の意味を排除し、形式・形態にこだわった詩)として提示された散文には、意図的な不具合が見られ、読み手は語り手の性質を疑うことになります。人間なのか、機械なのか。このテキスト、あるいはその一部は、コンピュータによって送信されたメッセージなのか、あるいは分散型思考の一例なのか。

テキストは極小のタイポグラフィで表現され、形に変換されます。文字を見るには付属の拡大鏡が必要となります。背景には、月の動きを表す淡いシーケンスが描かれており、照明を落とすと、暗闇で光るインクを使用した月が光り始めます。

ガンダーは、彫刻、映画、執筆、グラフィックデザイン、インスタレーション、パフォーマンスなど、さまざまな形で作品を発表し、国際的な評価を確立しています。「日常」と「難解なもの」、「見過ごされているもの」と「ありふれたもの」を結びつける連想的な思考プロセスを通して、ガンダーの作品は言語や知識への疑問を投げかけ、作品の外観や制作方法の両方を再構築しています。彼の作品は、パズルや複数のつながりを持つネットワーク、組み込まれた物語の断片を連想させます。最終的にそれは隠された手がかりの集合体であり、鑑賞者はガンダーが演出する複雑な状況を解き明かすために、自分で連想し、自分で物語を作ることができます。

※月の印刷に使用されている蓄光顔料は、事前に光を当てておくことで暗闇で発光します。

発行部数: 250
サイズ: 148 × 191 mm
フォーマット: リジッドボックス、じゃばら折り、アクリル製拡大レンズ
刊行年: 2021
デザイン: Lundgren+Lindqvist
出版: ll’Editions

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