At Home in London: The Mews House
イギリス人建築家、エリス・ウッドマン(Ellis Woodman)の作品集。ジョージ王朝時代やヴィクトリア朝時代のロンドンの大邸宅の裏手に位置する「ミューズ」は、もともと馬車や馬の収容施設として機能していました。20世紀初頭に自動車が登場すると、こうした中庭や路地は住宅用途に転用され始め、芸術家やボヘミアンな人々から好まれました。人気が高まるにつれ、「ミューズ」は新築住宅の建設地としても人気を博しました。こうした住宅は往々にして実験性を帯び、歴史的都市の中心部において、従来の住居概念に挑戦するものでした。
本書は、1960年代から現代に至るこの豊かな伝統の17例を、新たな写真と詳細な図面と共に記録しています。建築家自身の自邸が特に顕著に紹介されており、ジョン・ウィンター(John Winter)、エドワード・カリナンとロズ・カリナン(Ted and Roz Cullinan)、ピーター・セント・ジョン(Peter St John)、シウ・トーマス(Siw Thomas)の作品が含まれています。 著名な建築評論家であるエリス・ウッドマンが、陶芸家のルーシー・リー(Lucie Rie)ら初期の先駆者から、ピーター・バーバー(Peter Barber)の記念碑的建造物「エッジウッド・ミューズ(2022年)」やアル=ジャワド・パイク(Al-Jawad Pike)の「チャウドリー・ウォーク(2023年)」に代表される新たな住宅開発のモデルとしてのミューズの可能性に至るまで、この不朽の人気を誇り続ける建築様式の歴史を綴っています。
本書は「At Home in London: The Mansion Block」(2023年)に続く、ロンドンの住宅形態を扱うシリーズの第2弾で、長く続いてきた住宅危機を背景に、都市における住まいの在り方について考察しています。
ページ: 132
サイズ: 280 x 290 mm
フォーマット: ハードカバー
言語: 英語
刊行年: 2025
出版: Mack
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