Vanishing Workflows 2nd Edition
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Vanishing Workflows 2nd Edition

Neutral Colors
¥6,600(税込)

フランス人アーティスト、グザヴィエ・アンティン(Xavier Antin)の作品集。エルメス・シンガポールで開催された展覧会をもとに制作されました。展覧会では、映像によって歪められた花を印刷した巨大な布が吊り下げられ、複数の布が分割する空間に2つの立体が佇みます。一方は花瓶に活けられた色鮮やかな花束で、もう一方はビットコインのマイニングマシン。マシンは毎日同じ時間に起動し、自動的にビットコインをマイニング。その間、花は現実の時間に抗えず朽ちていく。機械は獲得した資金をもとに、地元の花屋へ自動で発注を行い、枯れた花は新たに届く花と交換されます。

静かに作動する2つのサイクルを、デザイナーのギデオン(Gideon Kong)が出版物の形で可視化しました。アンティンの作品がメディアを横断する際に生む歪みに対応すべく、色彩はオリジナルから歪めて印刷されています。一般的なCMYKを避け、「Temporary Press」所有の限られた色の中から選択されました。現実の複製を目的として整備された4色を放棄し、手持ちの道具で異なる色空間を立ち上げました。下部には撮影された日付と時間、ビットコインのレートが記載されています。枯れゆく花の推移は再配置された色によってすぐに理解できるものではありません。つまり本書は、展覧会の説明や補足ではなく、あくまで「本」という物質的条件や経済性をもとに、メディア固有のオブジェクトとして、作品と同じく自律しています。

初版は、シンガポールの「Temporary Press」から刊行されました。雑誌「Neutral Colors」の誌面を通して交流した「Neutral Colors」編集部は、第2版の印刷依頼を受け、共同出版しました。当初は3色を似た色で再現するはずでしたが、テストを繰り返すうちにまったく異なる色で展開することに行き着きました。初版の印刷美をニュー・カラーで再表現した第2版。

ページ: 56
サイズ: 208 × 290 mm
フォーマット: ソフトカバー
言語: 日本語、英語
刊行年: 2023
出版: Neutral Colors、Temporary Press