Manuals 2: Design & Identity Guidelines
アイデンティティ・デザインの黄金期に作られた20のコーポレート・アイデンティティ・マニュアルを収録。2014年に限定出版された本書は、即完売となりましたが、再出版の要望が多数寄せられ、この重要なコレクションが第2版として再び印刷されることになりました。
『Manuals 2』は、『Manuals 1』の姉妹編として、20世紀のスタイルガイドを厳選し、スティーブン・ヘラー(Steven Heller)が「グラフィックデザインを単なる直感的なものから、厳格な戦略的なものへと移行させるために崇拝されている聖典」と呼ぶコレクションです。
今日、デザイナーはもちろん、デザイナー以外の人々も、ブランド・アイデンティティを実現するためにデジタル・テンプレートに頼ることが多くなっています。しかし、多くの人の目には、デジタル・スタイルガイドへの移行で何かを失ったと映り、デジタル化以前の時代に印刷された優れたマニュアルは、廃棄されるよりも良い運命にあるとの認識が広まっています。『Manuals 2』は、その存続と継続的な評価について力説しています。
本書には、IBM、ウェスティングハウス、カナダ国鉄(CN)、ベルシステム、Knoll、PTT、モントリオールオリンピック、オランダ警察など、アメリカやヨーロッパの機関や企業のために作成された20のデザインマニュアルが複製されています。その多くは、レスター・ビール(Lester Beall)、ポール・ランド(Paul Rand)、アラン・フレミング(Allan Fleming)、トータル・デザイン(Total Design)、アラン・フレッチャー(Alan Fletcher)、オトル・アイヒャー(Otl Aicher)、スタジオ・ダンバー(Studio Dumbar)、ノース(North)といった20世紀アイデンティティデザインの巨人たちによってデザインされています。
本書に掲載されている各マニュアルは、細部まで丁寧に撮影され、広々とした機能的なレイアウトで、情報デザインの素晴らしい事例を存分に堪能することができます。
また、デザイン史家のR・ロジャー・レミントン(R. Roger Remington)によるエッセイや、カナダ国鉄のロゴをデザインしたアラン・フレミングの娘、マーサ・フレミング(Martha Fleming)によるテキスト、アイデンティティ・デザイン分野の専門家への詳細なインタビューも収録されています。 序文は、1968年のメキシコオリンピックをはじめ、数々の重要なブランド・アイデンティティを手がけたデザイナー、ランス・ワイマン(Lance Wyman)が執筆しています。
ページ: 432
サイズ: 260 x 310 mm
フォーマット: ハードカバー
言語: 英語
刊行年: 2019
出版: Unit Editions
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