Assemble: Building Collective

世界有数の美術賞「ターナー賞」を受賞した多分野横断型の建築コレクティブ「アセンブル（Assemble）」作品集。本書は、10年以上にわたる彼らの画期的で協働的な活動の軌跡を記録しています。

「アセンブル」は、一般的な建築家像とは一線を画しています。彼らはコレクティブとして活動し、どのプロジェクトに取り組むかから、昼食後の片付けを誰が担当するかまで、すべてをグループで決定します。2010年、使われなくなったガソリンスタンド跡地に仮設映画館を構想・建設・運営するために結成され、その後、ロンドンの「ゴールドスミス現代美術センター（Goldsmiths Centre for Contemporary Art）」や、フランス・アルルの「アトリエ・リュマ（Atelier Luma）」におけるワークショップの設計を手がけました。さらに、遊び場や公共空間といった数多くのコミュニティ・プロジェクトにも取り組んできました。2015年には、通常はキャリア中期のアーティストに贈られることの多い権威ある「ターナー賞」を受賞しており、そのことからも、彼らの驚くべき協働的実践と文化的影響の大きさがうかがえます。

本書は、「アセンブル」のメンバーと建築評論家のアーロン・ベツキー（Aaron Betsky）との綿密な対話をもとに制作され、写真、図面、そして彼ら自身の言葉を通して、これまでの主要なプロジェクトを包括的に紹介しています。

ページ: 352
サイズ: 215 x 270 mm
フォーマット: ハードカバー
刊行年: 2025
言語: 英語
出版: Thames & Hudson