Cyberfeminism Index

本書では、あらゆる地域、人種、性的指向のハッカー、学者、アーティスト、活動家たちが、人間がテクノロジーによっていかに自己を再構築しうるかを考察しています。インターネットの歴史について学ぶとき、私たちはエンジニアリングや軍産複合体、そしてアーキテクチャやプロトコルを作った先人たちに焦点を当てるように教えられますが、インターネットはケーブルやサーバー、コンピュータのネットワークだけではありません。その住民とその使用によって形成される環境なのです。

「サイバーフェミニズム・インデックス」の作成と使用は、社会的・政治的行為です。それは、「サイバーフェミニズム」という名前を傘に、それを複雑にし、わかりやすいように押し込んでいます。デザイナー、教授、研究者であるミンディ・セウ（Mindy Seu）が編集し、学術論文や学術テキストの抜粋、ハッカースペース、デジタル権利活動家グループ、バイオ・ハックティヴィズムの説明、フェミニストのネットアートやニューメディアアートの描写など、さまざまなメディアにおける急進的なテクノクリティカル活動に関する700以上の短いエントリーが収録されています。

本書は、素人には重要な入門書であり、教育者には強力なリソースガイドです。この不完全な分類の下にある多様な実践を称え、サイバーフェミニズムの長年無視されてきた起源とその広範な遺産を可視化します。

「この貴重な研究ツールは、フェミニズムの言説を大きく広げ、更新し、そしておそらくは革命を起こすだろう。それ自体がコンセプチュアル・アートの作品とさえ考えられるかもしれない。」
— ルーシー・R・リパード、『6年間：1966年から72年にかけての芸術の非物質化』の著者。

「この本が私のサイバーフェミニズムへの入り口となり、今、私を待っているのはエネルギッシュな大陸であることがわかりました。どこに足を踏み入れても髪が焼け落ちるほど、鮮やかに強烈なのだ。」
— ケヴィン・ケリー、Wired誌創刊編集者

ページ: 608
サイズ: 171 × 235 mm
フォーマット: ソフトカバー
言語: 英語
刊行年: 2023
デザイン: Laura Coombs
出版: Inventory Press