
Navarra.isは、ベルリンに拠点とする小規模のデザインエージェンシーです。 バルトシュ・ナバラによって設立され、後にキリル ・ボリソフ (Kirill Borisov)がクリエイティブディレクターとして加わりました。小規模ですが多分野で活動するチームです。持続可能なモダニズムデザインを創造し、促進することを目標としています。私たちは、現代的なブランドを創造・開発し、また、若いデザイナーが職業の背後にある人類学、哲学、批判理論を理解するのを助けるために、「The Afterschool Special」という教育構想にも取り組んでいます。これらは美術学校のカリキュラムでは見落とされがちで、それがこの名前の由来になっています。
「OM」はドイツの高品質なクリーンビューティブランドです。すべての製品が南ドイツで開発・生産されています。包括的なコーポレートアイデンティティとパッケージの制作、ブランド戦略のサポートを依頼されました。

構成要素の品質を重視し、可能な限り透明で自然であり、観察と脱構築を招くようなアイデンティティを作りたいと考えていました。やや建築的なアプローチです。パッケージに使用する素材については、光の反射や屈折、手に持ったときの感触など、多くのことを考慮しました。結果として出来上がったものは、私たちがデザインを始めた当初から考えていたものでした。素材の物理的な品質は非常に重要です。パッケージの繊細なテクスチャーと色は、タイポグラフィの背景として機能し、私たちが必要とした唯一の装飾でした。
私たちはDinamoの大ファンで、彼らは隣人(ベルリンのクロイツベルク地区)です。なので、可能な限りサポートしたいと思っています。 また、書体をデザインしたKasper-Florioのファンでもあります。「Monument Grotesk」は、このプロジェクトに完璧にフィットしていたので、使用することは完全に理にかなっていました。モダンなグロテスクフォントを使用して、ブランドを維持し、将来的にも拡張できるような適切なタイポグラフィシステムを構築したいと考えていました。

いつものように小規模のチームで仕事をしていました。 クリエイティブディレクター、ジュニアアートディレクター、ブランドストラテジスト、フォトグラファーです。
まずは自分たちが何を実現したいのかを理解することから始めました。クリーンビューティブランドとして、ブランドを構成する要素の品質と純度の高さを伝えたいと考えました。そこで、グロテスク書体のみをベースにしたビジュアル言語にたどり着きました。商品は物理的なものなので、グラフィックデザインの枠を超えて、パッケージ素材の質感(コーティングされていない状態)をブランドのカラーパレットとして使用することができました。そして、製品に強いアイデンティティを与え、必要な情報をすべて伝えるために、非常に簡潔でありながら認識しやすいレイアウトシステムが必要になりました。


コンテンツ制作にも同じ思いが込められています。 異なる自然素材を使い、その質感をパッケージの素材と組み合わせたいと考えていました。また、光とオブジェクトとの相互作用が重要であったため、自然な方法で光を再現できるヴィンテージレンズで撮影しました。直射日光とそれが生み出す複雑な影を使用したのです。
